二人の彼氏と初めての淫らな夜 (Page 2)
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「須藤。ずっと好きだった」
佐山は須藤の両頬を手のひらで包むと、唇を奪った。
開いた口の隙間から舌を差し入れ、口腔内を蹂躙(じゅうりん)する。
「は、あ、あむっ…、んぅっ」
歯列をねっとりとなぞられ、舌をきつく吸われると、意識がふわりと浮き上がる心地がした。
「佐山、ずるい。俺も…」
間宮は眼鏡を外すと、須藤の胸の頂きに吸いついた。
「あっ、ダメっ!やあぁんっ!」
身を捩らせる須藤に構わず、舌先でピンク色の先端をいじめ、甘噛みする。
その間に、佐山は須藤の首筋に舌を這わせていく。
「ひゃんっ!あ、いやっ…」
背筋に走る快感に、須藤は華奢な肉体をくねらせた。
「嫌じゃないよな、須藤」
面白がるような間宮の声。
その手が須藤のペニスを握った。
「あっ」
しどけなく立ち上がったそこを緩慢な動きで擦られ、須藤は新たな快感に支配された。
「いっぱい涎垂らしてる。すごく感じてるんだな、須藤」
佐山が須藤のペニスの先端を咥えた。
「ああっ!やめて、お願い!」
か細い叫びが聞き入れられることはなく。
佐山の口が亀頭をしゃぶり上げ、先走りを啜る。
間宮は根元から須藤の陰茎を強く擦り、その動きは次第に激しくなっていく。
「やっ、そんなにされちゃ、僕、イッちゃう、あ、出る、あっ、あああーーーっ!」
須藤は間もなく思考を飛ばし、佐山の口の中に射精した。
一滴も逃さずに白濁を口に含んだ佐山は、満足そうにそれを飲み干した。
「須藤の精液、美味いな」
快楽のあまり言葉を発せない須藤を、二人は抱き起こした。
「須藤、まだこれからだぞ」
「俺たちのことも、気持ちよくしてくれ」
身体のあちこちに口付けられながら、須藤は肘を付いた四つん這いの体勢にさせられた。
間宮が身に着けていたデニムを脱ぎ出す。
ボクサーパンツを下ろすと、屹立したペニスが勢いよく飛び出した。
「須藤、咥えて」
目の前に局部を晒してくる。
おそるおそる陰茎を握り、上から亀頭を咥えこむ。
生臭い匂いが、口から鼻に抜けた。
「歯は立てないように、頭を動かして舐めて」
教えられた通りに、口いっぱい使って間宮のペニスをしゃぶった。
「ん、んぐっ、ふぅっ…」
「ふ、上手いよ、須藤。ほら、俺の方見て」
言われるままに顔を上げると、欲情しきった間宮の視線とぶつかった。
「ああ、いいな、その顔。すごくエロい。俺ずっと、須藤とこういうことしたかったんだ」
「俺だって、ずっと我慢してた」
佐山が須藤の滑らかな尻を執拗に撫でる。
「大学に入学して初めて須藤を見たときから、抱きたいと思ってた。間宮も須藤を好きだと知って、渡したくなかったけど――。こうして三人で付き合うのがベストだって、今は納得してる」
その指先が、アナルの入り口に触れた。
「んん?」
戸惑う須藤の頭を、間宮が大丈夫だよ、と撫でる。
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