小説家は淫蜜な罠を仕掛ける (Page 3)
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部屋のベッドに寝かされても、成海の症状は治まらなかった。
「ごめんなさい、迷惑をかけて…」
恐る恐る風野を見上げると。
「大丈夫だよ。初めてだから、少しの量でも効きすぎちゃうんだね」
風野は満足そうに微笑んでいた。
「え…?」
「心配しないで。病気じゃないよ。成海君が飲んでたワインに、魔法をかけたんだ。カラダがとろけちゃう、秘密の魔法をね」
艶めかしい手つきで、成海の頬に触れる。
その指先が首筋をなぞった途端。
「んんっ…」
体内の熱が刺激されて、成海は思わず声を上げた。
「ふふ、感じやすくなってるね。…今から、成海君のカラダについて教えてくれる?」
風野はそう囁くと、成海の服の裾から手を差し入れた。
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「はぁっ…先生…そんなに見ちゃ、イヤ…」
裸身をくねらせ、素肌を隠そうとする成海を、風野の視線が犯していく。
「なるほどね。恥じらう美青年は、こんなに扇情的な動きをしてくれるのか。俺の想像力もまだまだだな」
服をすべて脱がされた成海は、発情する様を風野に観察されていた。
「カラダが薄紅色に染まって、芸術品みたいだな。質感も確かめないと」
風野は成海の上に覆い被さると、汗ばむ胸元を舌でなぞった。
その間にも、両手指で全身をじっとりと撫でる。
「やぁっ、せんせっ!」
成海は息を乱しながら、初めて受ける愛撫に身悶えした。
「ここも美しいな」
風野は成海のピンと張り詰めたペニスを手にすると、一気に咥えこんだ。
「いやっ、あっ、あああーーッ!」
舌を使って口腔内を数往復させただけで、成海はあっけなく達した。
止めどなく放たれる精液を、風野は嬉しそうにすべて飲み干した。
「…はぁっ。成海君の、濃厚だね。とても香り高かったよ」
頬を上気させながら、放心状態の成海を見遣る。
「ふふ、夢見がちな顔して、可愛いね。初めてのフェラ、そんなによかったかい?…もっと気持ちいいところ、教えてあげるよ」
風野は成海の膝裏に手を掛けると、大きく開かせた。
「あっ」
今まで人目に触れたことのなかった秘部が、しどけなくその口を開ける。
「ああ、可憐な花のようだ…」
風野が指先で刺激すると、敏感になったアナルがヒクヒクと動いた。
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