男子学生の危険な休講90分 (Page 4)
「圭太!バレたらどうすんだよ!」
咎めたものの、圭太は気にしていない素振りで、僕から指を引き抜いた。
「我慢してる遥、可愛かったぞ。それに遥だって、興奮してたんじゃねぇの?すげぇ締め付けてたじゃん」
圭太がそう言うやいなや、僕のアナルに何か硬いものが触れた。
それが圭太のペニスだと気付いたときには。
「あっ、やぁんっ!」
僕の秘部は、ズチュ、と音を立てて圭太を飲み込んでいた。
「はぁ…やっぱ、キツくてイイな。遥、最後までヤるぞ」
圭太は僕の腰をがっしりと掴むと、抉るように腰を打ち付けてきた。
「あぁっ!圭太のっ、挿れるなんて、聞いてな…んっ、あっ!」
僕はここが大学であることも忘れ、はしたなく声を上げた。
ゼミ室の静寂を、肉同士が擦れ合う音と、僕の嬌声が破っていく。
「あぁ、やべぇ、遥のナカに出してぇ…!」
不穏な言葉を口にして、圭太は抽挿の速度を上げた。
「ヤダぁっ!ナカはやめてぇっ!」
抵抗しようとしたものの、反対に身体を壁に押し付けられてしまう。
肉棒の質量を受け止めながら、僕は我を失って喘いだ。
「やっ、あっ、あ、激しいよぉっ、圭太っ!」
興奮しきった様子の圭太の吐息が、耳に掛かる。
「はっ、はぁ、遥、も、イク、ああっ、遥ぁっ!」
「んっ、圭太ぁっ、ダメぇッ!」
僕の奥深くを目掛けて、圭太は再度精を放出させた。
自分もすぐに達してしまい、溢れる白濁が目の前の壁を汚し続けた。
*****
圭太と講義室に滑り込むと、丁度、開始のチャイムが鳴った。
「うわ~ギリギリ…」
席に着いて、二人、ふぅっと息を吐く。
あの後、運動部にシャワーを借りたり、汚したゼミ室を掃除したりで、90分はあっという間に過ぎていった。
まだ、どこかフワフワとした心地がする。
参考書を開いたけれど、書かれた文字が頭に入ってこない。
「まさか、大学であんなことを…ああ、何やってんだ、僕…」
思わず呟くと。
隣に座った圭太が、満面の笑みで僕を見た。
「でもさ、すげぇ気持ちよかったよなー。今度は違う場所でヤろうぜ、遥」
「バカ!」
その日以来、圭太は大学で僕を誘ってくるようになり、いつも断るのに必死だ。
迫りくる危険でいっぱいの、僕の大学生活なのだった。
Fin.
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