誘惑、のち、愛しさ、ところにより快楽 (Page 3)
ぶわぁ、と、頭の中が真っ赤に染まった気がした。
オレは彼のTシャツとハーフパンツ、下着を少し乱暴に脱がせ、自身も衣類を脱いでいく。
彼が起き上がって、オレの下着に手をかけてそれを手伝ってくれた。
ぶるん……と、そこから現れた、すでに少し起ちあがったオレの性器に、彼は少し驚いてからふわりと嬉しそうに笑う。
そして愛おしそうに、それを白い指でぎゅうと包んだ。
「っ、」
触り方が気持ちよすぎて、オレは息をのむ。
長くて細い、でも節のある男性らしい指がオレの性器を包み込んでしごいていく。
同じ男だからか、ピンポイントに気持ちがいい部分を強くされて、オレはそれだけでイッてしまいそうだった。
先走りが潤滑油になって、徐々に動きが速くなっていく。
やばい、イク…と思った瞬間、しかし突然彼が動きを止めたので、オレは思わず「えっ?」と声を漏らした。
「まだ、だめです」
彼は小さく言うと、こちらを向いて四つん這いになって、顔をそっとオレの性器に寄せた。
すり、と、まるで大好きなペットにするように、彼はニコニコしながらそそり立つオレの熱に頬を擦り付ける。
すりすり、すりすり…と、なんども。
「ふふ、すごく起ってるね。カワイイ…」
その光景があまりに倒錯的で、オレはクラリとした。
ちゅ、ちゅ、とペニスに小さく落とされるキスの音が部屋に響く。
ビキビキと興奮を強めていくオレの性器の先を、彼は、はむ、と口に咥えた。
「っ!!」
気持ちよすぎて、それだけでイクかと思った。
歯を食いしばって耐えると、彼が先をちゅうと吸ってから、ぐぶぐぶと口の中にオレの性器を収めていく。
その顔は苦しそうなのに、相変わらず嬉しそうでもあった。
「んっ、んっ」
声を漏らしながら、彼の頭が上下する。
熱い口の中で舌がうごめいて、性器がしぼられるように圧迫された。
気持ちよすぎておかしくなる。
オレは荒い息を漏らしながら、どんどん速くなる彼の動きに合わせて自分も無意識に腰をゆるゆると動かした。
彼の小さな頭をそっと押さえる。
もっと奥に、もっと速く。
そう思って夢中になって動いていると、彼もそれに応えるように奥へ奥へと飲みこんでくれる。
「んっ、んっ、んっ、んっ、」
気持ちいい、気持ちいいっ。
「んっ、んんっ、んんっ!」
気持ちいい!!
絶頂を近くに感じて、オレは、彼の頭をグイと強く押さえつけた。
彼もまた、ペニスをいっぱいまで飲みこんで両腕でオレの腰に抱きついてくる。
それは、あまりに気持ちよすぎた。
「…っ!」
「んんっ!!」
彼の温かい口の中に全てを出して、オレは大きく息をついた。
最近のコメント