それは快楽の色彩 (Page 5)
「樹君…」
裸で抱き合うと、互いの温もりが交じり合って心地よかった。
視線が交わり、どちらからともなく唇を重ねる。
「んっ、は、はぁっ、ふぅっ…」
僕は夢中で、斗真君の舌に自分のそれを絡ませた。
肌を滑る指先に身を委ねていると、何も考えられなくなる。
「ちょっと触れただけでとろけちゃうなんて、樹君は可愛いね。もっと気持ちよくしてあげる」
斗真君は色っぽく笑うと、僕を四つん這いの体勢にさせた。
「斗真君、何するの…?」
恥ずかしい気持ちで聞くと、斗真君はベッドサイドのラックからローションを取り出した。
「樹君のイイところを、いっぱい弄ってあげるんだよ」
僕の秘部に、斗真君は手で温めたローションを垂らす。
「あぁっ!」
すかさず指が内部に入り込んできて、僕は身体を強張らせた。
「樹君のナカ、キツイな…。このままじゃ、俺と愛し合えないよ。ほら、もっと感じて…?」
斗真君のもう片方の手が、僕の性器へと伸びる。
「あっ、やぁんっ、そこっ…!」
勃ってしまったペニスを強く擦られて、得も言われぬ快感が僕の中を走り抜けた。
僕の力が抜けた瞬間を見計らって、斗真君が指を押し進めていく。
「あ、あっ、あっ、イイっ…!んっ、あぁっ!気持ちいいよぉっ!」
異なる二種類の刺激に襲われて、僕は思うがままに声を上げた。
自然と腰が動いて、はしたなく斗真君の指を求めてしまう。
「ふふ、そそるね。樹君がそんなにヤらしいカラダをしているだなんて、知らなかったよ」
斗真君は満足そうに言うと、僕からそっと手を引いた。
疲れ切った僕は、へなへなとその場に倒れ込む。
「まだ休んじゃダメだよ。樹君のよがる顔、もっとよく見たい」
斗真君は僕の身体を起こすと、抱き上げて向かい合わせにさせた。
硬く膨張した斗真君のペニスが視界に入り、僕はごくりと唾を飲み込んだ。
「樹君、いっぱい愛し合おう」
「うん…」
僕は斗真君の膝の上に跨った。
斗真君が自分の性器を掴んで、僕へと差し向ける。
先走りで濡れた亀頭に、恐る恐る秘部を触れ合わせた。
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