性教育は専門外です！ (Page 5)

はち切れんばかりに精を溜めた男根が、薫の後孔へとあてがわれた。

充分に慣らされたそこは、先端を飲み込むように広がって涼真を受け入れた。

「んんぅっ！」

「はぁっ、入った…。もっと奥、いきたい…」

涼真は欲望の赴くままに、自身を押し進めていく。

「ああっ、待って…っ！」

筆記用具よりも確固たる物体に身体を貫かれ、薫は切なげな声を上げて悶えた。

「あんッ！」

最奥を強く突かれて、その衝撃に気を失いそうになる。

「薫さん、好きです…。俺のモノになってください！」

上擦る声での告白と共に抽挿が始まり、薫は自分を犯す肉棒の存在感に身を震わせた。

「あっ、あっ、あっ、ダメ、苦しいッ！こんなのっ、僕、壊れちゃうッ！」

必死で訴える薫だったが、積年の望みが叶った涼真には届かなかった。

「ああッ、すげぇイイッ！薫が、俺の飲み込んでるっ！薫、薫っ！」

涼真は薫の名を呼びながら、力強く腰を打ち付けた。

「あッ！やんッ！涼真ぁっ！激しッ！」

「うっ、やべ、イキそ…ああッ！出すぞ、薫！」

あり余る欲望をぶつけるように、涼真は薫の体内に熱い精液を注ぎ込んだ。

荒ぶる性欲に屈した薫は、涙を浮かべた瞳で涼真の恍惚とした表情を見上げた。

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ぼんやりとした意識のままベッドに横たえられて、逞しい腕に抱き締められる。

「俺たち、もう恋人同士ですよね？薫さん」

涼真に愛しそうに見つめられて、薫は逃げられない我が身を思った。

「…うん、こんな関係になっちゃったしね…。付き合おうか、涼真君」

恐る恐る告げると、涼真は尻尾を振らんばかりに喜んでみせた。

「すげぇ嬉しいです…！薫さん、また性教育してくださいね。いろんなこと、教えてほしいです」

「え…それは、ダメだよ」

「えぇっ！何でですかぁ？」

薫が怖がって拒否すると、涼真は露骨にがっかりした顔をする。

こういうところは子どもっぽいな、と薫が思っていると。

突然、涼真が艶っぽい笑みを漏らした。

「俺に抱かれてる薫、すげぇ綺麗だった…。もう俺だけのモノだからな、薫」

「っ！」

男らしく囁く涼真に、薫は動揺を隠せないのだった。

Fin.